支援アーティストの齋藤華香さんと都筑小百合さんのデュオリサイタルを開催しました。
今回のテーマはオペラの世界!
豪華でヴィルトゥオーゾな作品たちが並び、とても華やかなコンサートとなりました。
どれもコンサートのメインの曲になるような曲ばかりで、お二人の熱量あふれる演奏に終始夢中になりました。
齋藤さんは4月に引き続き二回目のご出演となり、銘楽堂でのお客様との距離感にも慣れたようで、お話を交えて楽しくコンサートを進めてくれました。
皆様お馴染みのリムスキー=コルサコフの熊蜂の飛行(オペラ「サルタン皇帝」より)に始まると、1曲目からお客様の感嘆の声が上がり、オペラ「椿姫」によるファンタジー(ジュナン作曲)とオペラ「ミニヨン」によるグランドファンタジー(タファネル作曲)では、オペラの世界がギュッと詰まったパラフレーズの作品を楽しむことができました。
休憩後はグルックの精霊の踊り(オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」より)でゆったりと始まり、まどろむような心地よさに包まれました。後半2曲目はフルートとピアノによるオペラ「魔笛」(アンデルセン作曲)。モーツァルトの名作オペラが編曲されたこの作品はまさにフルートが魔笛の世界観を存分に表現してくれます。齋藤さんのダイナミックな演奏を都筑さんのシンフォニックなピアノが支え、まるでオーケストラを聴いているようでした。
最後はカルメン!名フレーズ盛りだくさんのオペラなのでお客様も終始楽しまれていて、弾き終わった瞬間も歓声で会場が沸いていました。
齋藤さんの今回の選曲は、「オペラの作品を聴いていただくだけでなく、これをきっかけに本当のオペラに興味を持ってもらうきっかけとなてほしい」という思いも込めたそうです。
そして都筑さんは銘楽堂公演で他の楽器とのアンサンブルは初めてでしたが、ご自身がフルート経験者でもあるからか呼吸の捉え方も素晴らしく、ソロとはまた違った都筑さんの素晴らしい魅力に触れることができました。
初共演の2人でしたが、初めてを感じさせない素晴らしいアンサンブルを皆様に届けてくださり、感動で胸がいっぱいになりました!
今後とも支援アーティストの応援をよろしくお願いします!