©︎ MEIGAKUDO

施設紹介

Facilities

建物について

銘楽堂はその外観は和風の建物であるにもかかわらず、内観は明治期から大正期にかけて建てられた西洋館の装いを感じる唯一無二の設計となっております。日本に室町時代より続く書院造も織り交ぜられ、唯一無二の設計となっております。四脚門を抜けると古来より日本人の心を癒してきた日本庭園を眺めた先に銘楽堂が佇んでいます。一歩銘楽堂に足を踏み入れると、和洋がお互いを補いながら見事な調和を図っている様をご覧いただけるでしょう。
そして銘楽堂サロン内は、楽器を最良の状態に保つため、そして演奏時の音響の妨げにならないよう、常に一定の温湿度管理がなされ、冷暖房も無音無風で調整されています。床材には音響によいとされる花梨が使用されている他、建築に用いられた木材はどれも希少なものばかりで、訪れるすべての方々を魅了する美しさに溢れています。地域の方々にはもちろんのこと、国内外からのお客様まで、多くの方々にご堪能いただけることを願って止みません。

銘楽堂の音響への
こだわり

昔から欧州では日本と生活空間を形成する建物のつくりそのものが違っています。日本の障子張りの畳の和室とヨーロッパの石造りの教会をイメージしていただくと、音楽を奏でる空間としては圧倒的に教会の方が響きが豊かであると想像できます。また、建物のつくりや使われている材料によって音の響き方は大きく変わります。演奏する空間が音の響きの良し悪しに影響を及ぼすため、ホール全体が最良の楽器とならなければなりません。どんなに素晴らしい楽器があっても、部屋の音響が無視されてしまっては、その価値を十分伝えることができないでしょう。

そこで銘楽堂では「森の響き」から生まれた ~Acoustic Grove System(AGS)~ という音響システムを導入致しました。銘楽堂の周りにはたくさん木々や自然が集まっていますが、森に入ったときに居心地が良く感じる理由のひとつに、『音の良さ』が挙げられるそうです。様々な太さの樹木が立ち並ぶ森の中では、発せられた音は細かく拡散されていきます。 森の拡散効果を室内にもたらしてくれるAGSを使用することで、実際のサロンの大きさよりも広い空間で聴いているような響きで、音楽をお楽しみいただけます。

施設概要

  • 名称

    銘楽堂(めいがくどう)

  • 所在地

    山梨県富士吉田市上吉田4341

  • TEL

    0555−72−8672

  • FAX

    0555−72−8673

  • 開館

    2021年7月4日

  • 建築面積

    232.52㎡

  • 延床面積

    257.53㎡

  • 構造種別

    木造

  • 階数

    地上2階

  • 客席

    30席(可動椅子)

  • 楽屋

    2部屋

  • ピアノ

    ベヒシュタイン B212 黒艶出
    ベヒシュタイン B212 銘楽堂オリジナルモデル ヴァヴォナ・バール艶出

世界で最も高貴と称される
ピアノ

BECHSTEIN
ベヒシュタイン

楽器は弾き手の意思を瞬時にくみ取り、極めて正確に表現することのできる芸術品であるべきです。ベヒシュタインはF.リスト、A.ルービンシュタイン、C.ドビュッシーはじめ多くの天才を虜にし、「気品のある温かな音、精巧なアクションをもって、色彩の変化を最高度可能にする完璧な芸術品である」と絶大な称賛を得ました。ベヒシュタインの生みの親であるカール・ベヒシュタインと親交のあったハンス・フォン・ビューローがリストのロ短調ソナタをベヒシュタインで初演したというエピソードからもわかるように、偉大な音楽家たちと共に歴史を刻んできた楽器ともいえます。
際立った高貴な音色の美しさは「ベヒシュタイントーン」と呼ばれ、とろけるような、歌うような独特な響きで人々を魅了して止みません。また、音の立ち上がり、音色の弾き分け、どの音域でも、どんな抑揚においても鮮明な響きなど、ピアニストが「もっとこの楽器と親密になりたい。」と思わせるような魅力に溢れています。弾き手の奏法からどのような音を紡ぎ出せるのか、どのような表現ができるのかを、ピアニストが楽器と共に考えていく過程を実感できるのは、ベヒシュタインという楽器が、今も昔も確固たる職人気質のもとに製造され、理想的な「タッチ」や「音と響きの質」が追求され続けているからに他なりません。銘楽堂の2台のベヒシュタインの「ベヒシュタイントーン」を、是非多くの方々にご堪能いただきたいです。

際立った高貴な音色の美しさは「ベヒシュタイントーン」と呼ばれ、とろけるような、歌うような独特な響きで人々を魅了して止みません。また、音の立ち上がり、音色の弾き分け、どの音域でも、どんな抑揚においても鮮明な響きなど、ピアニストが「もっとこの楽器と親密になりたい。」と思わせるような魅力に溢れています。弾き手の奏法からどのような音を紡ぎ出せるのか、どのような表現ができるのかを、ピアニストが楽器と共に考えていく過程を実感できるのは、ベヒシュタインという楽器が、今も昔も確固たる職人気質のもとに製造され、理想的な「タッチ」や「音と響きの質」が追求され続けているからに他なりません。銘楽堂の2台のベヒシュタインの「ベヒシュタイントーン」を、是非多くの方々にご堪能いただきたいです。

偉大なる音楽家たちの
ベヒシュタインへの称賛

Praise to Bechstein by Great Musicians