10月11日(月)銘楽堂定期演奏会Vol.3が開催されました。
銘楽堂が応援しているQuartet 浬 KAIRIの皆さんが出演する、銘楽堂定期演奏会。
Vol.1とVol.2がコロナの影響で中止となってしまったので、やっと開催できたVol.3が実質第一回目となりました。
平日のお昼公演にもかかわらず、たくさんの方にお越しいただくことができて、本当にうれしく思いました。
今回出演のQuartet 浬 KAIRIは2019年河口湖音楽祭にてウィーンの巨匠ペーター・シュミ―ドルさんと共演し、その実力を大絶賛され、再演を熱望された若手カルテットです。
銘楽堂建設前の地鎮祭から、上棟式、竣工式まで演奏しに来てくれて、銘楽堂の完成を一緒に見守ってきてくれた子たちです。やっと銘楽堂で一緒に演奏できる時が来て、私も感無量でした。
そんな思いに浸りながら始まった定期演奏会。第一部はヴァイオリンの佐々木大芽さんとチェロの坂井武尊さんによる、コダーイのヴァイオリンとチェロのための二重奏曲をお聴きいただきました。
彼らのリハーサルは本当に印象的で、もう一人のヴァイオリニスト伊東翔太さんも交えて、サロン内がどういう状態が一番いい響きになるかというところを長時間かけて探していき、ヴァイオリンとチェロがどのくらいの距離を取るのがベストかということを追求していました。
カーテンの閉め方、自分たちの立ち位置に加え、最終的にピアノを移動させ最高のポイントを見つけてくれました。
30分程にも及ぶ超難曲を迫真の演奏で見事に演奏してくれましたが、彼らの真摯で必死に音楽に向き合う姿勢は、私にとってもすごく刺激になり、聴いていて胸が熱くなりました。
第二部はモーツァルトのピアノ四重奏曲。ずっと彼らと演奏したいと思っていた作品でしたので、共演が叶って本当に幸せでした。若い彼らから勉強することもたくさんあって、頼りになる3人のもと、身をゆだねて演奏することができました。感謝しかありません。
お客様にも大変喜んでいただき、彼らのファンが増えたこともとても嬉しいです。
次回の定期演奏会にはドイツ留学中の三田悠さんが帰国し、Quartet 浬 KAIRI 完全体でのコンサートとなります。
皆様ぜひ若い彼らの応援をよろしくお願いいたします!