2021年8月1日(日)、銘楽堂オープン記念コンサートVol.1が行われました。
銘楽堂のこけら落としは、銘楽堂オープン記念コンサートとして、計4回の豪華なコンサートシリーズが展開されていきます。記念すべき第1回はヴァイオリニストの島田真千子様と、チェリストの辻本玲様という何とも豪華なお二人をお招きして、オープニングを飾っていただきました。
銘楽堂のシンボルともいえるベヒシュタインはドビュッシーが愛した楽器で、「すべてのピアノ曲はベヒシュタインのために書かれるべきだ」という名言を残しています。
私自身ドビュッシーが大好きで、まずは私のピアノソロでドビュッシーの名曲、「月の光」と「喜びの島」を演奏させていただきました。
続いて、島田様と辻本様のデュオで、ラヴェルの「ヴァイオリンとチェロのためのソナタ」を演奏していただきました。
この曲は「ドビュッシーの思い出」と楽譜に記されているそうで、ドビュッシーにちなんで選曲してくださったお二人のお心遣いを大変うれしく、ありがたく思いました。
息をのむ音楽の迫力に、サロン全体が震えるような緊張感に包まれ、その場にいたすべての方々がお二人の演奏の渦の中に飲み込まれていました。言葉では言い尽くせないほど素晴らしかったです。
そして休憩後は、私がいつか演奏したいと願って止まなかったドビュッシーのピアノトリオを、お二人とご一緒させていただきました。リハーサルの時から一緒に演奏していることが夢のようで、お二人の息遣いを感じながら演奏できる幸せをかみしめていました。
ベヒシュタインとストラディヴァリウスとガダニーニで奏でられるドビュッシーの音楽に、自分で弾いていて恍惚状態に陥りました。あまり知られていな曲ですが、お客様にも大変喜んでいただけて、本当にかけがえのないオープン記念となりました。
銘楽堂では今後、定期演奏会やオープン記念コンサートがいくつも行われます。感染対策を徹底して皆様のお越しをお待ちしておりますので、気になるコンサートがあれば是非整理券をご予約ください!(銘楽堂コンサートはオーナーのご厚意で無料でお越しいただけます。)