支援アーティストの黒崎拓海さんの渾身のプログラムが並んだピアノリサイタルを開催いたしました。
銘楽堂の支援アーティスト事業は毎月の支援金の支給だけでなく、銘楽堂でのサロンコンサートやアウトリーチに出演しただくため、主催者としてはやはりお互いに信頼関係を築いていきたいという気持ちが強くあります。
また、それぞれの支援アーティストに寄り添い、個々で直面している問題や課題に一緒に向き合って考えたりするうちに、時には私の老婆心のような思いが溢れてしまうこともあります。
それがいいか悪いかはわかりませんが、支援アーティストの皆さんが「銘楽堂と関わったから1歩すすむことができた」「今まで躊躇していたことに挑戦できた」そう思ってもらえることが何より嬉しいと、日々感じています。
この1年黒崎さんともいろいろなお話をしてきましたが、去年の4月のはじめての銘楽堂公演から比べると、お客さんの立場になってコンサートを作るということがMCからも感じられるようになり、難しい大曲で素人には馴染みのない曲も、興味を持って聴いてもらうにはどうすればいいか考えているのがよくわかり、大変感銘を受けました。


演奏も終始集中力が研ぎ澄まされていて、繊細な表現から息を呑むダイナミックな表現まで、多様性にあふれた素晴らしいものでした。
今後の黒崎さんの活躍に期待し、これからも精一杯応援していけたらと思っています!

