2月23日富士山の日に、伊東翔太ヴァイオリンリサイタルが開催されました。
私が伊東さんと出会ったのは2019年の夏でした。河口湖音楽祭でのペーター・シュミ―ドルさんとの共演をQuartet浬に依頼したことからのご縁です。
そこから銘楽堂建設・完成に至るまで、様々な形でご尽力いただき、未熟な芸術監督を頼もしくフォローしてくれました。
そして2021年度、初代の支援アーティストとして伊東さんの音楽活動を1年間サポートさせていただきましたが、その間にコンクール入賞、東京都交響楽団への入団など華々しい成果と実績を積まれ、この度支援の期間満了を記念して彼のリサイタルを開催いたしました。
共演で出演していただいたのは、ピティナ特級グランプリという素晴らしい経歴をお持ちの若手実力派ピアニスト、片山柊さんです。
お二人は東京音楽大学での同期で、共演を重ねている二人だからこその安定した見事な演奏を披露してくださいました。
今回のプログラムはシューベルトのヴァイオリンとピアノのための幻想曲を中心に構成され、ブラームスのヴァイオリンとピアノのためのソナタ、シューマンの幻想小曲集と大作が並びました。
どの曲も伊東さんの思い入れのある曲ばかりで、特にシューベルトはいつか演奏したいと大切に温めていた曲だそうで、そんな大切な曲を銘楽堂で披露していただき、感無量でした。
伊東さんと片山さんの演奏を聴いて、こんなに才能あふれる素晴らしい若手奏者がいれば、日本のクラシック界の未来も明るい!と感動しました。
この一年で、富士吉田にも伊東さんファンが増え、それも大変うれしく思っています。
今後の伊東さんの音楽家人生を、ファンとして引き続き応援していきたいと思います。
素晴らしい演奏をしてくださった伊東さんと片山さん、そしてお越しくださった皆様に、心からお礼申し上げます!