支援アーティストコンサートVol.13として、都筑小百合さんのピアノリサイタルを開催いたしました。
ベヒシュタインと相性抜群のプログラムをご用意いただき、お客様にも大変ご好評いただきました。
都筑さんと知り合ってからまだ半年も経ちませんが、芯の強い志を持ち、音楽に対する真摯な向き合い方をしているのがひしひしと伝わってくる素敵なピアニストさんです。
コンサートでも、研ぎ澄まされた集中力をもって、それぞれの作品の本質が伝わってくる素晴らしい演奏を披露してくれました。
銘楽堂には2台のベヒシュタインがありますが、今回は黒艶出しの方の楽器を使用しました。
多彩な音色はオーダーメイドのベヒシュタインを凌ぐものがあり、奏者の意図を余すとこなく表現できる素晴らしい名器です。
都筑さんの演奏にも実に多様な表現と豊かな色彩が溢れていて、「世界で最も高貴な音」とされるベヒシュタイントーンに彼女自身が感動して、味わって演奏しているのがよくわかりました。
そしてクラシックにあまり馴染みのないお客様も多いので、お話も交えてコンサートを進めてくださいました。
銘楽堂はなんといっても奏者とお客様の距離が近いので、玄人向けの少し難しいプログラムであっても、お客様は皆さん奏者と音楽に夢中になっていらっしゃいました。
今年度採用となった都筑さんですが、「自分なりの演奏家としての道を探している」と話してくれたことがあります。
自分のさらなる研鑽を、生徒を指導したり演奏活動しながら行っていくのは大変なことですが、どうか頑張っていただきたいという気持ちでいっぱいです。
銘楽堂は都筑さんの今後の活動を精一杯サポートさせていただきます。皆様もどうぞ応援よろしくお願いいたします!