銘楽堂支援アーティストのヴァイオリニスト、三田悠さんの室内楽リサイタルを開催いたしました。
第一期の支援アーティストである三田さんが、チェリスト坂井武尊さんとピアニスト梨本卓幹さんとの室内楽のコンサートを企画してくれました。
三田さんと坂井さんは現在ドイツで研鑽中ですが、実は偶然にも梨本さんと東京音大附属高校からトリオを組んでいた仲ということで、私も彼らの久しぶりの共演を大変嬉しく思いました。
シュトラウスのヴァイオリンソナタ、シューマンの幻想小曲集より、そしてベートーヴェンのピアノトリオ「幽霊」と、素晴らしい名曲を披露してくれました。
前半は三田さんと梨本さんのデュオ。難曲を難曲と感じさせない、豊かな表現と洗練された技術によって、聴き手はより音楽に集中できる。そんな素晴らしい演奏でした。
後半は坂井さんも加わり、より厚みのあるアンサンブルを披露してくれました。
3人の呼吸の溶け合った演奏は、離れていた時間を感じさせないどころか、それぞれの成長を讃えあうかのようで、大変感銘を受けました。
これからの3人の音楽家人生を、今後も見守り応援していきたいと思います!