銘楽堂竣工2周年記念　Four Hands For Vienna 〜4手連弾で贈るウィーンの音楽〜を開催いたしました。

ピアニストの安並貴史さんをお迎えし、ウィーンゆかりの作曲家の作品をお届けしました！

公演は２日間に渡り、どちらも盛会のうちに終演いたしました。

色々な思いが溢れた公演となりましたが、温かいお客様たちと一緒に記念の日をお祝いできて、大変感慨深かったです。

安並さんの素晴らしい演奏に圧倒されながらも、作品について探究し、その素晴らしさを伝えるために、コンサート中にたくさん解説もさせていただきました。

私は日頃から作品を解説をするのではなく、お客様が作品に寄り添って聴くことができるように、作曲家のパーソナリティな部分、聴くためのヒントとなるエピソードなど、色々な方向からお客様にアプローチします。

曲目解説はプログラムに書いてあるので、それ以外のプラスアルファの豆知識が絶対に必要だと考えています。

そこからどう感情移入していくかは、お客様に委ねます。

「クラシック音楽を浸透させたい」それならば、ただプログラムノートを作って演奏するだけでは、全く足りないということをこの２年間で学び、今ではお話も楽しみと言ってくださる方が増えました。

私自身、お客様とさまざまな感情を共有しながら演奏することに幸せを覚えています。

これは私の敬愛する大井美佳先生の背中を追って、たどり着いたスタイルです。

尊敬してやまない恩師にも、この場を借りて心からの感謝をお伝えしたいです。

２年間の集大成ということで感無量な公演となりましたが、日頃から支えてくれる銘楽堂スタッフ陣、楽しみに来てくださるお客様、関わって応援してくださる全ての方々へ、厚くお礼申し上げます。

共演してくださいました安並貴史さんも、本当にありがとうございました。

今後とも銘楽堂をよろしくお願いいたします！