©︎ MEIGAKUDO

お知らせ

information

2024

10/09

芸術監督日記

2024年10月6日(日)齋藤華香&黒崎拓海デュオリサイタル〜音で紡ぐ花束〜

銘楽堂支援アーティストの齋藤華香さんと黒崎拓海さんにご出演いただき、フルートとピアノのコンサートをお届けしました。

作曲家同士のつながりに関連性を持たせ音を紡いでいくということで、「音で紡ぐ花束」という素敵なテーマでプログラムをご用意いただきました。

前半はC.P.Eバッハのハンブルガーソナタ ト長調、モーツァルトのロンド ニ長調、タファネルの「魔弾の射手」によるファンタジーをご披露いただきました。

爽やかなハンブルガーソナタ、明るく屈託のないロンド、そしてヴィルトゥオーゾの迫力迫る「魔弾の射手」のファンタジー。

時代を追って紡がれ発展していく音楽に、歴史感を感じつつ心が湧き立つようなプログラムでした。

後半はシューベルトの大曲「しぼめる花」による序奏と変奏を演奏してくださいました。

「しぼめる花」はシューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」の第18曲目に収録された曲ですが、この旋律をテーマにシューベルト自身が編曲した作品ということで、ピアノはもはや伴奏ではなく、後半は両楽器が対等なアンサンブルとして、シューベルトの晩年のベールに包まれた音楽を堪能させていただきました。

演奏前には作品に対する想いを2人でお話ししてくださり、皆様その世界観に浸ることができたのではないでしょうか。

今回初共演となった齋藤さんと黒崎さんですが、素晴らしいアンサンブルをご披露くださいました。

お二人はもちろん、お越しいただきました皆様にもこころより感謝申し上げます。

そして今後ともこの2人の支援アーティストの応援をよろしくお願いいたします!