東京都交響楽団のヴァイオリニスト伊東翔太さん、ヴィオリスト石田紗樹さん、チェリスト伊東裕さんをお迎えして、フォーレの作品を取り上げたコンサートを開催いたしました。
今回のメンバーは銘楽堂の初代支援アーティストでもある伊東翔太さんに、彼の所属する東京都交響楽団のメンバーをご紹介していただき、共演が実現しました。
もともとフォーレのピアノ四重奏曲を演奏してみたいと思いついたのが去年(2023年)の秋頃。そこで調べてみると2024年はフォーレの没後100年のアニバーサリーの年ということで、これは何がなんでもフォーレのプログラムに取り組みたいと思い、今回のコンサート開催に至りました。
しかも素晴らしい名手の三人とご一緒させていただけることになり、喜びひとしおで取り組みました。
そして迎えたコンサートは2日間公演で、リハーサルから本番に至るまでたくさんのことを勉強させていただき、かけがえのない時間を過ごさせていただきました。
プログラムは前半にパヴァーヌ、夢の後に、エレジー、月の光、ロマンスなどの小品を並べ、後半はピアノ四重奏曲第1番を演奏しました。
メインのピアノ四重奏曲が初期作品であることから、小品も時期や性格の似た初期のものを意識して選びました。
とにかく弦楽器の皆様が素晴らしすぎて、共演していることを忘れてしまうくらい聴き入ってしまいました。
アンコールはシシリエンヌ。今回のために編曲をしたもので、ここでしか聴けない豪華なアレンジをご用意させていただきました。
[1日目の様子]
[2日目の様子]
たくさんのことを話し合って、追求し合って、笑い合って、それを経て本番をやり遂げた後の達成感があるからこそ、アンサンブルってもっともっとやりたくなってしまう。そんな気持ちになりました。
ご出演いただきました皆様素晴らしい演奏をありがとうございました。お越しくださいました皆様も本当にありがとうございました!