銘楽堂支援アーティストの黒崎拓海さんのピアノリサイタルを「ピアノ名曲コンサート」と題して開催いたしました。
これまで銘楽堂の主催公演では、出演者の皆様にプログラムの全曲をリクエストすることはありませんでした。
しかし今回のこのコンサートは全て銘楽堂と黒崎さんで選曲し、プログラムを決めました。
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<ドビュッシー : Claude Debussy(1862-1918)>
ベルガマスク組曲より 「月の光」
2つのアラベスクより 第1番 ホ長調
<ショパン:Frédéric Chopin (1810-1849)>
練習曲 ホ長調 Op.10-3「別れの曲」
練習曲 ハ短調 Op.10-12「革命」
ノクターン Op.9-2 変ホ長調
ポロネーズ 第6番 変イ長調Op.53「英雄」
<ベートーヴェン:Ludwig van Beethoven (1770-1827)>
ピアノソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」より 第1楽章
<リスト:Franz Liszt (1811-1886)>
ます(シューベルト作曲) S.564
愛の夢-3つのノクターンより 第3番 変イ長調 S.541
パガニーニ大練習曲集より 第3番 「ラ・カンパネラ」 嬰ト短調 S.141
<アンコール>
子犬のワルツ
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通常支援アーティストのコンサートは、個々の活動のプログラムに合わせた選曲(コンクールや他公演で取り組む曲など)で構成してもらうことが多いのですが、今回は黒崎さんにお願いをして、銘楽堂がずっと開催したかった、いわゆる誰もが耳にしたことがあるであろう「ピアノ名曲」だけで構成されたプログラムのコンサートを実現してもらいました。
もちろん30分以上かかるようなピアノソナタや、クラシックに詳しい方々が好むような作品も「名曲」であることに違いありません。
でも、普段クラシック音楽を聴かないという方も、銘楽堂のお客様には多くいらっしゃいます。
クラシック音楽がお好きな方にも、はじめて聴くという方にも、気軽に親しんでいただけるようなコンサートを開催したいと兼ねてから切望していました。
そんな願いを黒崎さんに託し、結果お客様にも大変喜んでいただけるコンサートとなりました。
ここで初めて聴いた曲も今後どこかで耳にすることがあるかもしれません。
そんな時はこのコンサートを思い出していただき、すこしでもクラシック音楽に親しんできただければと願って止みません。
そして、このようなプログラムを披露するのは、演奏者にとっても大きなプレッシャーと難しさがあることもよくわかります。
よく知られた名曲には「名曲」と呼ばれる所以があり、お客様からの期待もあり、今回の公演は黒崎さんにとってもいい経験になったと言ってもらえて嬉しかったです。
リクエストに応えてくれた黒崎さん、お越しいただきまし皆様、本当にありがとうございました!