銘楽堂の今年度最後の公演は支援アーティスト、梨本卓幹さんのピアノリサイタルでした。
梨本さんは2022年度からの採用で、この公演が支援アーティストとして最後の公演となりました。
この3年間、数々の銘楽堂公演出演の他に、アウトリーチや編曲などでも銘楽堂に貢献してもらいました。
今回の公演は梨本さんの3年間の想いの詰まったプログラムをご用意いただき、サブタイトルの「Departure」にこれからの音楽人生への出発という意味も込められていました。


バッハの「イタリア協奏曲」から始まると思いきや、バルトークの「オスティナート」が始まり、梨本さんらしいサプライズで思わず笑みがこぼれました。
ショパンのノクターンはベヒシュタインの音色の豊かさが最大限に生かされるような夢心地の演奏で、続くシューマンの「アベッグ変奏曲」には「Op.1」に梨本さんのこれから新たに出発するぞという意気込みを感じました。
後半もプログラムにないバルトークの「3つのチーク県の民謡」からの2曲で始まり、追いサプライズ?をプレゼントしてくれました。
後半は即興演奏もしてくれました。
これまでの銘楽堂公演でも何度か即興を披露してくれましたが、今回は音列の即興。お客様から音をいただき、そのモチーフで見事な即興を披露してくれました。
そして最後はリストの「ハンガリー狂詩曲第2番」とショパンの「英雄ポロネーズ」と、お客様も喜ぶ名曲が並びました。
特に英雄ポロネーズは、梨本さんの銘楽堂デビュー公演で演奏してれくれた曲で、初回に演奏したこの曲を最終回に持ってくるという演出に、涙が止まらなくなってしまいした。


今後も長野と東京を拠点に演奏活動を展開していくそうですが、皆様ぜひ今後とも梨本さんの応援をよろしくお願いいたします。
私も今後とも梨本さんの公演に足を運びたいと思います。
そしてまたいつか、銘楽堂でも皆様に梨本さんの演奏をお届けすることができることを願っています!
梨本さん3年間ありがとうございました!