銘楽堂の2025年度最初の公演は、今年度新規採用となった銘楽堂支援アーティストの関朋岳さんのヴァイオリンリサイタルで幕開けとなりました!
共演はピアニストの佐川和冴さん。
高校生の頃からデュオで演奏しているとのことで、まさに阿吽の呼吸の素晴らしいアンサンブルをご披露くださいました。
コンサートのサブタイトル「ヴァイオリンとピアノで奏でる・・・」というところに、関さんの佐川さんとのデュオへの特別な思いが込められていて、お二人の信頼関係が感じられました。

プログラムはモーツァルトのヴァイオリンソナタニ長調KV306、クライスラーのウィーン奇想曲、そしてグリーグのヴァイオリンソナタという、アンサンブルの醍醐味を存分に味わえる作品が並び、「豊かな情景やイメージを色鮮やかに思い描いて欲しい」という関さんの思いが伝わってくるような演奏に胸を打たれました。
私はどちらかいうと、「この曲はこんなふうに聴いてみてください」とか「私はこういう解釈で演奏しています」ということを語りすぎてしまうのですが、関さんのようにお客様自身に音楽の捉え方や感じ方を委ねることもすごく大切なことだなと勉強になりました。

今後も銘楽堂として関さんの活動を誠心誠意応援させていただけたらと思っていますので、皆様も関さんの活躍にご期待いただき、どうぞ応援のほどよろしくお願いいたします!

素晴らしい演奏をご披露くださった関さん、佐川さん、そしてお越しくださいました皆様、本当にありがとうございました!