銘楽堂は支援アーティスト制度の一環として、支援アーティストが素晴らしい奏者と共演できる機会を提供させていただいています。
特にソロでコンクールや演奏会に臨んでいるピアニストにとって、アンサンブルの機会は他の楽器の方々に比べて圧倒的に少なく、経験を積むことが難しいと感じています。
なので、支援採用中の期間に今後の糧となる経験をしてほしいという思いから、今回も第一線で活躍する演奏家との共演の機会をコーディネートさせていただきました。
お迎えしたのはヴァイオリニストの直江智沙子さん。
私も何度も共演させていただいていますが、素晴らしい演奏だけでなく朗らかなお人柄も魅力的で、今回都筑さんとの共演も快く引き受けてくださいました。
プログラムも都筑さんがずっと演奏したいと思っていたという作品全てにお応えいただき、ドビュッシー、シューマンの第1番、ブラームスの第3番のヴァイオリンソナタをご披露くださいました。

今回のこの共演は都筑さんにとって、同世代から学ぶこととはまた違ったたくさんのことを得る機会になったことと思います。
リハーサル時の直江さんの都筑さんに対する親身なアドバイスのおかげで、本番の演奏からはお互いが音楽に没頭できている信頼関係を感じることができました。
初共演とは思えない息のあったアンサブルを披露してくださったお二人に、心より感謝申し上げます!
そして今後とも、銘楽堂として支援アーティストのために何ができるかを考え、一緒に精進していきたいと思います。
