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2025

07/24

芸術監督日記

2025年7月19日(土)・20日(日)銘楽堂竣工4周年記念 中島剛&望月恭子 ピアノ連弾コンサート〜煌めく舞曲の愉しみ〜

ピアニスト中島剛さんをお迎えし、銘楽堂竣工4周年を記念として「 ピアノ連弾コンサート〜煌めく舞曲の愉しみ〜」を開催いたしました。

銘楽堂は2021年の7月4日に竣工式が行われ、早いもので4年が経ちました。コロナ禍の大変な時にオープンし、先が見えない中それでも手探りで試行錯誤を繰り返してきましたが、ありがたいことに毎年竣工記念コンサートを開催することができ、これもひとえに銘楽堂に関わってくださる方々の温かいご厚意とご支援のおかげと、感謝の気持ちでいっぱいです。

富士山GXホールディングス株式会社の粟井英朗社長の「クラシック音楽を通して社会貢献を」という想いから生まれた銘楽堂ですが、無料のサロンコンサートの主催の他にも、学校や地域への芸術鑑賞会の無償提供、銘楽堂演奏家支援制度など、銘楽堂が地域の皆様に愛される芸術振興の拠点となるよう、私も監督として日々精進しています。

毎年周年記念コンサートは特別な思いが込み上げてくる大切な公演となっていますが、今年は私のウィーン留学時代の大先輩である中島剛さんと共演させていただきました。

中島さんには3年前にも銘楽堂にお越しいただき2台ピアノのコンサートをさせていただきました。ウィーンで師事した先生が同じだったこともあり、一緒に弾かせていただくと音楽的な方向性が同じ方を向いている感覚を覚え、いろいろ打ち合わせをしなくてもこちらの意図を汲んでくださるので、本当に楽しく連弾できました。

2日間にわたる開催でしたが、両日ともバッハの管弦楽組曲、ブラームスのハンガリー舞曲、ドヴォルザークのスラブ舞曲を前半に、後半は色々なワルツを並べ、チャイコフスキー(ラフマニノフ編)の眠れる森の美女のワルツ、ヨハン・シュトラウス2世の美しき青きドナウ、ラヴェルのラ・ヴァルスを演奏いたしました。

特にラ・ヴァルスはラヴェルがヨハン・シュトラウス2世へのオマージュとして書いたとのことで、いつかシュトラウス2世のウィンナーワルツと並べて演奏したいと思っていたので、念願が叶いとても嬉しかったです。

舞曲が豪華に並びましたので、とても華やかなプログラムで4周年記念コンサートにふさわしい内容をお届けすることができたのではないでしょうか。

何度もリハーサルを重ねてくださり、本番も素晴らしい演奏をご披露くださった中島さん、お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

今後とも銘楽堂をよろしくお願いいたします!