福間洸太朗プロデュース サロンコンサートin銘楽堂は新シーズンがいよいよ始まりましたが、第14回のご出演は山田剛史さんでした!
数々の主要なピアノコンクールで優勝し、素晴らしい活躍をされている山田さん。今回のコンサートでは、ベートーヴェン、ヒンデミット、ラヴェルの作品をご用意くださり、山田さんの作曲家への敬意の念と知性あふれる演奏で、コンサートは大いに盛り上がりを見せました。
プログラムはベートーヴェンのピアノソナタ第30番、ヒンデミットのルードゥス・トナリスより抜粋、そしてラヴェルのクープランの墓より前奏曲、メヌエット、トッカータという多様な作品が並びました!
一見関連性のない作品が並んでいるように見えますが、実際に聴いていくと音(「E」)の関連性があったり、古典へのオマージュが感じられたり、山田さんの知的感性から紡がれる世界観を堪能することができました。
特にヒンデミットの間奏曲からラヴェルの前奏曲を続けて演奏してくださったのにはとても驚きましたが、その流れからしか感じることのできない、「クープランの墓」の世界へと誘われました。

お客様が作品に入りやすいように、丁寧な解説をお話してくださったり、時にはクスッと笑いの出るようなコメントを呟かれたり、MCにも山田さんの気さくなお人柄を感じることができました。

アンコールはショパンの子守唄とヒンデミットの子守唄をご披露くだいました。ショパンの子守唄で夢うつつな気分になっていたところに、ヒンデミットのパンチの効いた子守唄・・・
きっと会場にいらした方はみなさんヒンデミットで目が覚めたのではないでしょうか!
山田さんのイタズラ心を垣間見た気がします。(笑)
様々な工夫と趣向をもって素晴らしい演奏をご披露くださった山田さんですが、そんな山田さんがご出演の第39回RPM配信コンサートは9月27日(土)22:00より、福間洸太朗さんのYouTubeチャンネルにてご覧いただけます。
「20世紀の平均律〜音の宇宙を探る旅」ぜひご覧ください!
