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2026

02/10

芸術監督日記

2026年2月8(日)黒崎拓海×山田唯雄 ピアノ&ギター デュオリサイタル〜音景と解像度〜

ギタリストの山田唯雄さんをお迎えし、銘楽堂支援アーティスト黒崎拓海さん(Pf)とのデュオリサイタルを開催いたしました!

お二人はドイツ留学時代からアンサンブルをされてきた旧知の仲ということで、だからこそ追求できる音楽の世界観を届けてくれました。

また、それぞれの楽器の魅力を最大限に活かしながら音楽で会話をしているようで、ギターのピアノの新たな可能性を垣間見ることもできました。

コンサート前半はフンメルとジュリアーニ共作の「ギターとピアノのためのグランポプリ」。ポプリの形式で1800年代初頭のウィーンの音楽文化の色彩感が束ねられた作品でしたが、お互いの響きのバランスのコントロールに感服するばかりでした。

曲の冒頭、山田さんが1階の客席から見えない2階で演奏を始め、曲間で1階へ降りてきて登場するという演出もとても粋なもので、2階からギターの音が降り注いでくるようでワクワクしました。

休憩を挟んでコンサート後半はそれぞれのソロが続きました。まずは山田さんのソロでレゴンディ作曲「ドン・ジョヴァンニによる幻想曲」。何本ものギターで演奏しているのではないかと錯覚するくらい響きの色を使い分け、超絶技巧と豊かな歌心を奏でてくださいました。

山田さんのギターソロに続いては、黒崎さんのピアノソロ。こちらもまたオペラゆかりの作品で、リスト作曲「リゴレット・パラフレーズ」。リストはベヒシュタインを愛した作曲家でもあり、ヴィルトゥオーゾの作品ではベヒシュタインの華やかで煌びやかな響きがよく映えます。黒崎さんのダイナミックな中にも繊細さの溢れる演奏は、オペラを演奏するオーケストラと四重唱が聞こえてくるかのようでした。

そしてコンサートの最後は再びお二人のデュオで、ハウグ作曲「ギターとピアノのためのファンタジー」。より近代的な響きや様式を以って、様々な音響効果に包まれる感覚がある作品でした。お二人の高度な演奏技術と豊かな音楽性が際立つ演奏で、ギターとピアノの見事な調和を堪能することができました。

素晴らしい演奏をご披露くださった山田さん、黒崎さん、本当にありがとうございました!

また今回はあいにく雪のお天気となってしまいましたが、それでもお越しくださいました皆様に心よりお礼申し上げます!